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なぜMimblewimbleなのか

この記事ではMimblewimbleに注目すべき点について主観的な意見を述べていきます。

貨幣系プロジェクトの進化

ローンチ時期 プロジェクト PoW 秘匿性
2009年1月 Bitcoin SHA256 ×
2015年4月 Monero CryptoNight リング署名・RingCT・ステルスアドレス
2016年10月 Zcash Equihash zk-SNARKs
2019年1月 Grin Cuckoo/Cuckatoo Cycle Mimblewimble

代表的な貨幣系PoWコインを列挙するとBitcoin, Monero,Zcash, Grinが並ぶのではないでしょうか。これにMoneroとZcashについては様々な意見があると思いますが、前者は貨幣のファンジビリティにとって重要な匿名性を重視するコミュニティドリブンのコインとして、後者は企業ドリブンではあるものの、より良い匿名性を目指すコインとして注目に値します。

Warning

MoneroやZcash以外にも様々な匿名通貨がありますが、匿名系を謳っているからといって実際に信用に足る匿名性を提供しているかは不明です。これはMoneroやZcashも同様で、Moneroの匿名性の不完全さを指摘する論文やZcashのTrusted setupに由来する欠点や新技術であるが故の信頼性の不足を指摘する声もあります。

Mimblewimbleも同様であり、むしろMimblewimbleにおいて秘匿化されているのは送金量のみであり、送金元と送金先の秘匿化はトランザクションカットスルーとDandelionによって間接的に支援されているような形です。

データサイズ

BTC, XMR, ZECとの比較」でも紹介したようにMimblewimbleを利用したブロックチェーンは「データサイズが小さくなりやすい」という特徴があります。これは主にトランザクションカットスルーという仕組みによるものですが、フルノード運用の敷居の低下やモバイルへのアダプションを達成するためにデータサイズそのものを小さくしたり、データサイズ自体は大きくても小さなサイズのダウンロードのみでトランザクションの検証ができるような仕組みは非中央集権的なシステムを維持する上で重要となります。

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